なんとなく 自分でも はっきりと「〇〇が調子悪い」 と言い表せない・・・
だけど「全く良くならないんだよなぁ・・・」
などという漠然とした体調不良。
それは 不定愁訴(ふていしゅうそ) と言われるものに属しているものかもしれません。
生活に支障をきたす場合もありますし、そこまでではないけど常に調子が悪い
など 程度こそ個人差はありますが、
少なからず不調であることには違いありません。何より 不安になっちゃいますよね・・・
そんな体調不良と不定愁訴の関係についてみていきましょう。
不定愁訴(ふていしゅそ) って 何 ???
簡単に言うと
「医学的に 明確な説明ができない もの」といったところです。
一方、医学的に明確に説明ができるものとの違いは説明するならば、
例えば あなたの体調不良として出ている症状が、たまたまお友達の訴えている症状とと そっくり
だったとしましょう。
そんな似た症状を持つ あなたとお友達 がお医者さんで診てもらい診察や検査を受けました。
その結果 似たような症状なのに、
処方された薬が違ったり、はっきりと病名を告げられなかったり・・・
この差は何かというと、
医療機関で受ける 診察や検査 により
「異常が認められたもの」のなのか「特別 異常は認められなかったもの」
なのかに分けると解りやすいでしょう。
異常が認められたものに対しては その根拠を基にた処置 が行われていきますが、
もう一方の
「検査をしても、特別異常が認められない 」にもかかわらず 症状がある」
というケースになってくると これを不定愁訴として処置をとっていくことがあります。
ただし、あなたの症状が より専門的な検査を行って初めてその症状の原因を発見することができる場合もあります。
一箇所の医療機関でより詳細に診てもらうのもよし。
他のより大きな病院や似た症状を扱う専門医がいる医療機関を訪ねる
などの方法を取ることも大切となってくることも同時にお伝えしておきます。
一般的に多い不定愁訴の種類とは?
見られる症状として、
◆のぼせた感じがとれない または 熱っぽい ◆眠れない(睡眠障害傾向) ◆強いだるさ(倦怠感) ◆疲れが取れない ◆イライラする ◆体の痛み(頭痛や頭が重さ・首や肩の強いこり感・背中や腰の痛み・筋肉痛 他) ◆胃腸の症状(食欲不振・吐き気・腹痛・下痢・便秘 など) ◆月経周期の乱れ ◆ただただ 漠然とした不調が続いている |
などが症状として有名どころ。
おわかりのように症状は幅が すごく広い ですよね。
このような症状が頻発したり継続いたりするのに
検査結果には 目立った異常は認められず・・・
ん〜 何とも もどかし〜 ですねぇ・・・
原因がわからない症状の解決策はないのか?
上述したように「異常がない」となると
「対処法もないのかなぁ・・・?」
「何か他の大きな病気が隠れているのかなぁ・・・?」
なんて不安になる気持ちもわかりますが・・・
ですが 症状がある限り「何らか」の改善策を探します。
言ってみれば
明確に原因が特定できないのであれば
ピンポイントにその原因を狙う治療以外を試みてみる
と方向転換できます。
非科学的 にも聞こえてしまうかもしれませんが、症状の原因tなるものには
「目に見えるものだけではない」のも事実なんです。
ただし上述してように、一度の検査や一箇所の医療機関での検査などでは原因が特定できない
場合もありますので、医療機関を頼るのは大前提 のお話として聞いてくださいねっ
余計に心配になちゃった? あなたへ
色々と医療機関でも医学的な原因が見当たらない場合、
何を頼って 症状の改善 していくか
というと
元々備わっている「自身の持つ回復能力を上げる」という手段があります。
それには 鍼(はり)やお灸、指圧 あん摩 マッサージのような「東洋医学の概念を取り入れたもの」
を切り離して考えることはできません。
状況や環境はスグには変えられません。ですが
全身のバランスを整え、落ちてしまっている回復能力を抵抗力を本来の能力に戻す方向へ変化させていくことで、症状を改善させてく
という方法が 最善策 となることがあります。
やはり 非科学的 に聞こえてしまうかもしれませんが、
実際にカラダにストレスや肉体疲労が過度にかかっている状態の場合、
カラダを回復さたり免疫抵抗力などの機能は落ちてしまいます。
同時に このような状態の時には 自律神経系びバランスも崩れ
睡眠の質 が落ちてしまいます。
睡眠の力
睡眠時間が少ない状態が続いている状況や
睡眠の質が落ちた状態が続いていると、
睡眠中に最大とされる カラダ全体の休息&修復タイムが損なわれます。
それは「疲労感が残る」ということだけではなく、
臓器・筋肉などの器官や精神疲労 など あらゆる箇所が休まっていないということ。
翌日 新たな活動の中の負担が蓄積していきますし、
疲れているので、ストレスもより感じやすくなってしまいます。
こうして カラダの機能は正常に機能しにくくなる条件が揃っていき、体調不良として意識するようになっていきうことが多い というカラクリ。(すごくザックリですが・・・)
不定愁訴を良くしていく為の考え方
しっかりカラダが休める状況を作ってあげる
=質の良い睡眠が取れるようにしてあげる。ということが かなり重要。
必要なのは
私たちが日常生活で受ける様々なダメージをいかにして溜め込まないようにするか
です。
不定愁訴には、東洋医学の療法がマッチする???
漢方薬や鍼・灸・指圧 あん摩 マッサージ などの療法などの経験医学と、
現代医学(西洋医学)の科学的・統計学的根拠がある療法と、
大きく分けて2種類の観点からアプローチすることが考えられます。
科学的な根拠がない中で、先人の経験を頼りに「それを根拠」として人々の病気やケガの治療として医療を成り立たせていた時代を経てきた東洋医学も、
文明の発展により、医学も科学的な発展をしています。
漢方薬を筆頭に、今日では東洋医学が「なぜ 効くのか」という科学的根拠をもち、
一つの手段
として症状の回復に用いられています。
鍼(はり)療法など 個別の研究なども行われてますが、
医学的根拠の範囲で
その症状に効果をもたらす一つの手段として用いることが医学の常識としに説明できる
鍼(はり)や指圧・マッサージなどを取り入れること 症状の回復に働く と証明されています。
これらが 不定愁訴 にも効果が大いに期待できるという理由になるので
今回の記事では「科学的に説明ができるもの」で、鍼や指圧などの施術行為で効果を生み出す根幹となるものを抜粋してご紹介いたします。
①血液の循環を促す事により効果を引き出す
・血液により酸素や栄養が体に巡りやすくなる
・役目を終えた老廃物や疲労物質などを回収
などにより、ケガや病気の予防や症状の回復を行う方向へ体を向ける治療効果がある、
②筋肉の緊張(硬さ)を緩める
・上記①の促進
・いわゆる コリや筋肉の張りによる痛みや重苦しさ などを始めとする不快感を軽減することで、
精神的なゆとりやリラックスを同時に生む
・興奮を鎮静させる(交感神経→副交感神経へスイッチさせる効果)
③自律神経系の役割分担
・①や②により、自律神経により「自分が意識しなくても働いてくれている内臓」の動きも正常化へ。
・血圧や心拍数などを落ち着かせる
・体温調節機能も正常化へ
筋肉や臓器、精神に受けたダメージを
いかにして上手に休息を取らせて、カラダがカラダの機能をコントロールできる状態へ向ける
ことが不定愁訴のような症状を和らげげていくのに貢献します。
自律神経のバランスの乱す可能性があるもの も知っておこう‼︎
◇ 肉体の過度の疲労
◇5℃以上の温度差の繰り返し
◇睡眠不足
◇不規則な睡眠時間(体内時計の乱れ)
◇運動不足
◇ホルモンバランスの変化
◇腸の不調(食生活の乱れ)
など挙げればキリがないのですが、日常生活において言えばこのような理由が多く診られます。
肉体的にも、精神的にも「ストレスを受けやすい」カラダにしてしまいう
ということと、
その両方のダメージを解消しにくくしてしまうカラダの状態(蓄積)
により、自律神経の乱れが生じます。
もちろん
急激に大きな 悲しみや怒りや憎しみなどの情動的に過度なストレスがかかった時にも、
自律神経を乱します。
自律神経を乱れが何かの症状に繋がるまでになるのか ならないのかなど、
その人の性格やその時の状況、周囲の環境などにより大きく違ってきます。
ですが、自律神経の中の交感神経の興奮をオフにできず、、
心や肉体を休息させ リラックスモードをつくりますだす 副交感神経をオン に切り替わりづらくなる
と言ったような、「交感神経と副交感神経を上手に切り替えができなくなる現象」
が「自律神経のバランスの乱れ(自律神経失調)」となり、
カラダに症状を出してしまうケースがとても多いのです。
(例1)自律神経を乱す負のスパイラル 「睡眠」
睡眠を例にとって説明しましょう。
【1】「精神的に強いストレスを受けた または 受け続けている」と仮定します。
※このストレスは個々の感受性は異なりますので、「その人にとって強ければ強いほど」その人の自律神経の中の交感神経の興奮度合いは上がります。
【2】交感神経の興奮
強いストレスを感じるとカラダは自身の「休息・リラックスモード」担当の副交感神経
への切り替えがうまくいかなくなり、眠れない・眠りが浅い・すぐ起きてしまう・嫌な夢を見る・寝ているのに全然疲れが取れない など
☟
心や体に受けだダメージを、睡眠で回復させる力が通常よりもDOWN
☟
起きても心身に受けたダメージが残っている
☟
再び 新たな1日 が始まる
☟
ダメージが残っているので、
・精神的ストレスを受けやすい状況
・肉体的な疲労もたまりやすい
☟
この繰り返しにより ダメージが上乗せ される
といった負のスパイラルに迷い込むことが多くみられます。
こうして人それぞれ、多種多様な様々なカラダの不調 を起こしていきます。
【参考】 肉体疲労によるものも目が離せない理由
肉体を酷使するような過度な運動をしなくても肉体疲労は起こります。デスクワークなど同じような姿勢が長時間続き、目からの強い光を受け同じ距離で目を酷使
するデスクワークも筋肉を緊張させ血行を悪くし、回復力を遅らせる上に交感神経も興奮傾向に傾けます。もちろん過度に肉過度を酷使してもですが・・・
心身に受けたタメージはある一定ラインを超えると、疲れを回復させるモードに切り替わりづらくなるのは同様ということなんです。
ちなみに肉体疲労(蓄積疲労)からも精神的ストレスでも「肩こり」をはじめとする
コリ感や体の痛みは出ますが、何が原因となってその症状となっているのかわかっていて、
我々鍼師や指圧マッサージの治療を受けに来られる方ばかりではありません。
ですが、施術で血液循環を改善し、症状の鎮静化へむけtてやり、不快な症状が少しでも
「スッキリ」するだけでも気持ちが安まります。
当然治療効果として、カラダが急速モードに入るキッカケを作るというように、
私たちは治療計画を考え施術にを行っています。
不定愁訴 治す方法
症状がでてしまっている人の 社会的な状況や環境を変えるのは非常に難しい ので、
ご自身で意識して 交感神経の興奮を抑えて上手に心身の休息をとる
その為の 良質な睡眠をとるアプローチが大切なので、共有させていただきます。
① 睡眠の90分前に済ませておきたいこと ※時間は おおよそ です。
・入浴
・スマホやPCなど光線を浴びるのを控え、部屋の照明を少し暗くする
・ストレッチ(痛気持ち良いぐらいのライトなもの)
※筋トレなどの激しい運動やガッツリした食事は 就寝3時間前までに済ましておくことをおススメします。
② 血行促進で疲労のストレスのコントロール
・運動習慣(ウォーキングやラジオ体操、スクワットなどでもなんでもOK)
・マッサージ・・・推奨は1時間以上。ゆっくり全身マッサージをするおとで、結構もよくなり、疲労回復を強く後押しと、リラックスにはとても有効。
・ストレッチやヨガ
③ 呼吸
色々と呼吸法には種類が種類がありますが、気軽に簡単にできるもののオススメは
4秒かけてゆっくり息を吸い、8秒かけてゆっくり吐く
これを3分程度おこないます。(15回以上繰り返す)
④ 整腸
腸はストレスや免疫系との関係が深い。アレルギーなどの問題がない場合は食物繊維や発酵食品などを積極的にとることもすおススメ。
⑤ 冷やしすぎに注意
冷房や薄着で体を冷やしてしまっても、自律神経の乱れや血行不良につながるので、熱中症を気を付けつつ冷えにも注意。日ごろの運動習慣をつけておくことも冷え対策には有効。
最後に
「このくらいなら大丈夫かな・・・」と感じる現象や症状を感じていても、
実は大きく健康を阻害する可能性もあります。
体調不良の影には「何かの重大な病気が隠れしている場合」も少なくありません。
ご自身で判断するのではなく、医療機関へ受診をし医師による指示を聞き入れること
がとても大切。
早期発見・早期治療に勝るものはなく、その後のリスクを減らすといった事に繋がります。
同時に 自身の精神的な不安や肉体的な負担を早期に軽減してくれることにもなりますので、
医療機関への受診するということと、健康管理のヒントとして今回の記事をお役立ていただくことをセットにしてもらうことを、お勧めいたします。
本番前などの緊張が高まっているときに「深呼吸して落ち着かせる」のは、呼吸の自律神経への作用を利用しているためなんです。