私たち鍼・指圧マッサージの施術に訪れる方の訴えで意外と多いのが、
「休日にゆっくり のんびり 家で休んでいたのに、疲れがとれていないんです・・・」
というもの。
これはカラダの特性を知って入れは、実は簡単に回避できることが多いんです。
今回はこのような 疲労を引きずりたくない方必見の体の特性をご紹介いたします。
疲れとは
本当にたくさんの原因と症状があります。
今回は一般的によくみられるもので、私たち鍼・指圧マッサージの瀬術の現場でよく取り扱うものをご紹介いたします。
疲労の原因
まずは疲労はどんなことで起こるのでしょう。
一番ポピュラーなものは、
- 過度の運動や仕事など、肉体(筋肉) に負荷がかかる身体的な疲労(肉体疲労)
- 不安や緊張など心理的に負荷がかかりメンタル的に疲労を起こすもの(精神疲労・心労)
これらの負荷(=ストレス)により 疲労は生み出されます。
他には、
強烈な光・温度差・多湿・騒音・タバコや添加物イルスやアレルギー・薬関係や栄養状態
そして不規則な生活や睡眠不足、水分の不足 などなどの外から影響により疲労は引き起こされ起因となます。
もちろん個人差や状況やタイミングなどありますので一概に 必ず というわけではないですし、
睡眠不足のように、
「◯◯だから睡眠不足になった」
「睡眠不足だったから◯◯になった」
というように「卵が先かニワトリが先」的なパターンも数多くあります。
日常生活と疲労は 切っても切れない深い繋がり があるという事です。
疲労による症状
非日常的な何かやオーバーワーク(心身への強いストレス)などカラダにストレスとなる事が続くと、疲労が蓄積されていきいくことで、
自律神経のバランスが崩れてしまい、体温調節をはじめとする自律神経による
自動調節機能に影響が起こってしまいます。
この時カラダでは
- 筋肉が硬く緊張してしまう
- 血液が濃くなるってしまう
など血液の巡りが悪くなっている状態。
これらが影響し体の機能低下を引き起こす事があり、
- 抵抗力の低下・・・風邪などの感染性疾患にかかりやすくなる
- 自然治癒力の遅滞・・・傷や炎症の治りが遅くなってしまっあり、
- 疲労の蓄積・・・睡眠のトラブル・目まい・頭痛・肩こり 頭痛 腰痛・食欲不信・精神疾患
などなど これら以外にも様々な症状を引き金となる事が多いのです。
疲労回復をさせる条件
栄養や睡眠、リラックスなどが 疲労回復には欠かせない とても重要な条件です。
これらはカラダを休養させるということ。
これにより人の身体は回復していきます。
ところがこの休養には種類があり、
方法を選び間違えると
疲労は抜けにくくなってしまうのです。
休養の種類
休養の方法には2種類あり
- アクティブレストと呼ばれる積極的休養 と
- パッシブレストと呼ばれる消極的休養
に分けることができます。
積極的休養(アクティブレスト)
この休養方法は積極的にカラダを動かす休養法 です。
アクティブレストとと呼ばれる意味はお解りいただけるとは思いますが、
逆に疲れちゃいそうですよねw
消極的休養(パッシブレスト)
一方こちらは
カラダを動かさずに おウチでゴロゴロ ゆっくりのんびりな休養のこと。
一般邸に休養と聞いてイメージするのは、こちら側。
消極的というワードは どこか聞こえが悪い気 もしますが、
こちらはこちらで需要な休養でもあります。
疲労を回復させる重要ポイントとは
実は疲労回復の効果をあげるのは 積極的休養 の方なのです。
血液は循環することで
栄養や酸素を全身に巡らし、
二酸化炭素や疲労物質などの回収
カラダに必要なものを送り届け、有り難く無いものを回収して行ってくれます。
そしてこの血液循環を促すのが 筋肉 何です。
筋肉は 血液を流すポンプ という仕事があり、
血流を促し全身へ血液を巡らせてくれます。これは「筋ポンプ作用」と呼ばれ、
とても大切な機能となります。
【ちなみに 「血行」と「血流」って何が違うの?】 意外とこの違い、わかりにくいですよね。これは 筋肉などにより作り出される血の流れを「血流」と言い、 その血流の勢いで血液が全身に巡ることを 「血行」 と言います。 なので 血流促進は筋肉を使うこと、即ち 運動 が必要で、 運動することで血液循環は効果的に行われる ということです。
あわせて読もう‼︎
https://kgp-net.com/128/
筋肉が健康に必要な理由 健康の基礎知識2
労回復のテクニック
まず運動(筋肉を動かす)が疲労回復に良いとお話ししましたが、
タイミングによっては NG となることもありますので、それぞれみていきましょう。
疲労回復にNGとなる運動のタイミング
それは主に 就寝前の激しい筋トレ です。
軽い運動は血流を促しますが、ハードなものは神経を興奮さえてしまい、
疲労回復の為に不可欠な睡眠の質を落としてしまします。
すると疲労は蓄積傾向に・・・
心拍数が上がり過ぎる運動は就寝前には控えてください。
効率的に疲労回復させる順番
消極的休養も大事とお話ししましたが、
このカラダを動かさない休養で いかに疲労を回復させてあげるか
がポイントとなってきます。
積極的休養は、血行を良くし・精神的なストレスも軽減
してくれる効果もありますので、睡眠の質を上げる効果もあります。
良い睡眠をとって疲労を回復させるには、
身体活動を積極的におこない、きちんと休む
積極的休養➡️消極的休養
順序が望ましいのです。
でも寝る直前の激しい運動は ❌ ですよっ‼︎
オススメする疲労回復の方法
※注意
以下に紹介する方法について、関節痛や炎症などがある方や、体調に不安があるなど、既往症がある方は医師に相談して、ベストな方法を指導してもらってください。
せっかく良いと思ってやっても、カラダに悪い影響や悪印象がついてしまうと、
もったいないですからねっ
休日の運動
休日にスポーツクラブや趣味でスポーツをしていたり、お子様と遊んだりお買い物へ行ったり
と活動的な方はともかくとして、
外出する予定や用事がない と言う方は、ウォーキングや軽いジョギングなどをして筋肉の活動量を上げましょう。坂道や階段などの登り下りも効果的でしょう。
太ももやふくらはぎ、お尻などの下半身の筋肉は大きくて強い筋肉
なので、筋肉のポンプとしての威力が大きくのでも、血行促進には効果的‼︎と言うことになります。
平日のストレッチ
運動終わりの 整理体操 と同じ原理です。
1日の終わりに 疲れた体をストレッチしてほぐしてあげましょう。
そうすることで血液循環の恩恵にあずかれることでしょう。
よく眠れますよっ‼︎
✍️ストレッチのコツは
少し痛い けれど 気持ちい〜 ぐらいが良いです。
呼吸は 少し痛い と感じたところで 息を吐く と良いでしょう。
いつも使っている方向とは逆の方向など、できるだけ全身をストレッチしてあげましょう。
またカラダが床に着く面が痛くない という事がとても大切。
痛みがあると力が入ってしまいますし、何より深いですよね・・・
そして習慣化しにくくなりますので、ヨガマットなどをご用意されると良いでしょう。
私がお勧めするのは
厚手で 長さや幅は出来るっだけワイドなものをおすすめします。
背骨や かかと、お尻の骨などがはみ出したり圧迫したりと、床面の硬さに当たり
痛い思いをしないようにしましょう。
✍️豆知識:厚手のタイプのヨガマットは「クルクル」っとして立てかけておく事ができます。
さっ とと広げて さっ と片付けられ、これも生活の中にストレッチを取り入れるためには需要なポイント。
※オススメストレッチは また別の機会にご紹介いたします。
マッサージ
マッサージも 肩こり腰痛 などだけに効く訳ではありません。
実はマッサージは 多動運動 とも言え、私たち治療師が、
押すなどの刺激をして筋肉を伸ばしたり縮めたりして筋肉を動かし、
筋肉というポンプを作動させている
と言うことになります。
そもそも 肩こり も肩の筋肉が疲労を起こし、
こりによる不快な症状を起こします。
はりや指圧やマッサージの施術もその疲労して硬くなっている部分へ血流を生み出し、
酸素や栄養を巡らせ、疲労物質や二酸化炭素などを回収させ症状を和らげていきます。
症状が特になくても、全身に施術をすることで、
筋肉を強制的に動かしていると言うこになりますので、
結局、軽い運動している状態 =積極的休養 になるのです。オススメですよっ‼︎
※軽い運動効果で血液循環はよくなりますが、筋力がアップする訳ではないので、ご注意を‼︎
おまけ:生活のリズムにはご注意を‼︎
規則正しい生活はライフワークによって人それぞれ異なりますが、
一定の生活リズムを崩さない という習慣が大切。
動物には 体内時計 が備わっていて、これが大幅に狂うことで「時差ボケ」状態となり
カラダに疲労をもたらします。
「休日は明け方まで起きている」などとなるとリズムが狂い睡眠に影響を及ぼし、
結果、お仕事などの決められた時間に行動をしなくてはいけない状況にも土tぅたときにカラダに大きく負担がかかり疲労へ繋がってしましますのでご 注意ください‼︎
✍️アスリートが使うテクニック
これまでお話ししてきたように、 疲労回復には 適度な運動 がとても大切なんです。
特にプロのアスリートは、どんな競技においても、疲労を回復させるために
積極的休養(アクティブレスト)を上手に組み込みます。
それは疲労の蓄積による
- パフォーマンスダウン
- 故障のリスク
などを回避するためです。
私は実際には思い出せる範囲では、
マラソンの選手やゴルファーなどが大会のコンディションづくりや、次の大会との間隔が狭い時と海苔ゆで早期の疲労回復をという目的で施術をしていました。
アスリート達には実感することが多いのでしょう。
話を聞いていても、アスリートは試合やハードなトレーニングの後は、体の回復を図るために完全な休養日にに入る前などには、軽いトレーニングやマッサージなどの積極的休養を挟み、休養日ととってゆっくり休みようなことを言っていました。全てのアスリートではないとしても実際そのようなルーティをとって事が多いという内容の文章も目にします。
しか〜し 一般の生活においても全く同じ事が言えます。
これはデスクワークや運動などで疲労したカラダの血中の疲労物質(乳酸)の値を調べた実験で、
積極的休養と消極的休養では
約2倍から最大4倍 積極的休養での疲労物質である乳酸量の低下が見られた
という報告があるので、生活の中に上手に取り入れていきたいものですね。
疲労を回復 結論
日頃の疲れを取るためには 準備運動が大切
ということになります。
精神的なストレスを減らす科学的データもありますので、
運動習慣の見直して、目覚めに疲れを感じない生活を
目指してみるのも良いのではないでしょうか。